花柄の傘

 

ここのところの雨模様に誘われるかのように花柄の傘を買いました。正確には。表地サテンのピンク。裏地(内側)は表地より薄いピンク地に少し濃いめのピンク・カラーでバラの花が描かれたもの。

 

この傘がかなりの変化・変容のチャンスをくれました。やっぱり雨って浄化作用が高いんですね。

 

以前から内側に花の模様のついた傘が欲しくて探していたのですが、すべて今一つ。私的にはちょっとおばさんくさい !  印象。それでもなんだか無性に新しい傘が欲しくて、やっと今回の傘にたどり着けました。

 

今まで使っていた傘は東日本大震災被災後に買ったもの。あの時、放射能問題でナーバスになっていた私は、とても雨の日に出かける気分ではなく、これではいけない !  と派手めの傘と派手めのレインコートを奮発して買ったのです。レインコートはすぐにおろしたのですが、なぜか傘は前の傘がそれなりに気にいっていたのでずっと使わず状態。震災から何年ですか ?  という、今年の夏におろしたばかりでした。

 

ところが。

なんなんでしょう、傘って使わないと劣化するんでしょうか、おろしたてなのに雨のはじきが悪くて、傘自体にすぐ雨ジミのようなものがついてしまって、「えっ~~、新品なのに」と自分で自分の選択にケチをつけてた状態。

  

柄とか色とかメチャクチャ気にいって買った傘なのに、自分でダメ出し。それで新しい傘を買おう !  と。それがきょうはじめてさしたピンクの雨傘です。ネット購入。

 

きのう届いた瞬間、「やっぱり、おばさんくさい !」とセルフジャッジ。なんだかな~、と思いながらそれでもきょうの雨でお初となりました。

 

そしたら。

 

なんと !  傘をさすと目の前にバラの花が拡がっていて、とても綺麗なんです。表地のサテンのピンクも個人的にはGood !  きゃ~~、かわいい !  と一人微笑みながらの外出です。外出先から帰って来て、傘を開いたまま床に置いたら。裏地のバラがうっすら浮かび上がるような感じで、ダブルの「きゃ~~、かわいい !」、ちょっとしたお花畑気分。

 

冷たい雨の中の外出だったのに家に戻って来て大満足している自分がいるのに気づきました。

 

傘に関連して私の深層心理 を探ってみました。

 

まず、今までの傘。震災直後は大のお気に入りでしたが、放射能への不安という、自分自身のネガティブが最大限に膨れ上がっていた時に買ったものなので、今の私のエネルギーには合わないんだな、と実感。→ 放射能恐怖から解放されたね、の喜びのメッセージでした、あの傘の水漏れ、雨染みは。水による感情の浄化の意味でしょうか。

 

新しい傘については「花柄」がポイント。花って、植物の性器なんですって。つまり私たちのセクシュアリティーに関係あり。で花というのはたいてい女性性の象徴らしいのです。ちなみにバラの花言葉は「無条件の愛」だったり「感謝」だったり、そのものズバリ「女性性パワー」みたいなものもあるようです。しかもピンクという色。これも女性性に直結しての「無条件の愛」を示すこともあるカラーなんだとか。

 

この傘が届いた瞬間私は「おばさんクサっ」と失礼にも感じていました。

 

つまりこれは、私は「おばさんクサイ」という事実が「いけないこと、恥ずかしい」こととジャッジしていて、同時にそのことを受け容れられないでいたんだな、と感じました。そもそも花柄は女性性と関連しているのなら、私は自分の女性性を受け容れられないで、そのメタファーとして目の前にあらわれた「花柄の傘」を「おばさんクサッ」と感じたみたいです。

 

そっか。大体傘って「傘の花が開く」とかの表現もしますよね。ということは、私はこのピンクの花柄の傘を買ったことによって「おばさんという言葉に対するネガティブな感情」そして「女性性そのものに対するネガティブな感情」のいずれをも受け容れ、統合し、解放することができたのでは、というのが私なりの深層心理分析です。何気にピンクを選んでいたのも「すべて受け容れて」という無条件の愛からのメッセージだったのかもしれません。

 

良かった。

 

女性は年を重ねればおばさんと呼ばれる年代に入ることは当たり前のこと。そのおばさんという言葉に対して「受け容れられない」自分がいたことに気づけました。素敵に年を重ねているオバサマっていらっしゃいますもんね。若作りではなく、本当に若々しく内面の光が感じられるオバサマ。

 

そういう方はご自分のセクシュアリティーをきちんと受け容れ、ご自分の魅力も欠点も受け容れ、あるがままのご自身を大切にされているんだな、と。セクシュアリティーって性的なことという意味だけでなく、包括的に捉えた生命力そのものの輝きや煌きといった意味もあるそうですよ。おそらくそれが源のパワーのあらわれなのではないかと。

 

もしかしたら私もそういうオバサマの仲間入りの第一歩をきょう踏み出させてもらえたのかもしれません。

 

たかだか傘だけど、でもあの傘が運んで来てくれたものはお値段以上だわ(笑)

この長雨がなければあの傘との出愛もなかったかもしれないし、傘の花を開かせることもなかったかもしれない。さらに傘に隠れたバラの花の精霊ちゃんパワーにも気づかなかったかも。

 

そう思うと、何もかもがラッキーだし、嬉しいし、ありがたいし。

 

雨の一日にもたくさんの幸せの種をまくことができました。 ピンク、大好きな色の一つです。

 

明日、一つお花の寄せ植えが届くことになっています。ピンクのお花はあるかな、花の精霊ちゃんたちのメッセージは何かな。

 

ふむふむ、もしかしたらこの長雨、女性性パワーの本格的開花の時期を意味しているのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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