雨の匂い

まもなく雨、でしょうか。

 

雨の匂いがします。

少し前、遠くの方で雷がなっているのを感じました。

 

すごいですね。

お盆の声を聞くやいなや雷と雨でお浄めがなされるなんて。

 

以前私の身体は気圧の変動に過敏に反応してしまい、雨や台風の前には頭が痛くて仕方なかったり、あるいは身体がどうにもだるくて仕方なかったり、を繰り返していました。

 

ここ6年くらいでしょうか。

ピタッとおさまっています、それらの症状が。

 

ただし風の匂いと雨の匂いにはかなり敏感で、たいていの場合は風の匂いと風向きが少し変わるその直後に雨が降り出すことを感じ取ります。

 

お勤めをしていた時とは異なり、天気予報は頻繁には観なくなりました。

最寄りへの外出だけで住む日はまったく観ない日もあるほど。

 

肌が感じるからいいや。

鼻で感じるからいいや。

 

という感覚です。

 

この感覚はお店探しなどにも役に立ちます。

文字通り、私は鼻が利くみたいです、他の方より。

 

旅行先でレストランなどを選ぶ時も行き当たりばったり。

ほぼ9割の確率で当たります。

 

スマホさえ使えないという私の欠点は、それらの利点をもたらしてくれているようです。

 

すべてちょうど良い塩梅におさまるようにできているのかもしれませんね。

その人にとってのちょうど良いが体内センサーとして組み込まれている。

 

であればそのセンサーを信頼してフル活用するのがその人にとってのベストなのかもしれません。

 

今のお子さんは小学校に入る頃にはたいていスマホを使いこなせるようですけど、私がもし今、子供だったら、苦労するだろうな、大変な想いをするだろうな、という気がします。

 

アナログ人間にはアナログ人間にあった世代というか時代があるのかもしれません。

 

そんな私でもパソコンでこうして文字を打てるのは本当にありがたい。

今さらペンでは書けないですから。

テレビの台本を書いていたこともあるのですが、あの時は手書きだったな。

パソコンなどの文字設定ができないのでいろいろ思い悩むより、手で書いた方が早かった。

 

今でも年賀状などはたいてい手書きです。

一年に一度のお付き合いの方もあるので、その時ばかりはきちんとお顔を思い浮かべてメッセージを添えて。

だから時間がかかる。

 

面倒くさくなる。

 

そんな時間はちょっと楽しくて愛おしくて、ちょっと複雑で。

 

完全に時代の流れからは逸脱しています。

 

でも、悪くはないんです、そんな生き方も。

 

ダラダラと書いてしまっているのはもうじき降り出す雨のエネルギーのせいかもしれません。

 

この時期の雨は一雨ごとに季節が進みます、かなり顕著に。

セミの鳴き声も一時の激しさはおさまりつつありますね。

 

季節は流れる、確かに、少しずつ。

 

私の足元にはこの猛暑でも体調を崩さなかった愛犬・華実と愛猫・海・うみがそれぞれのポーズで寝ています。

 

穏やかな夕方のひと時。

こんなひと時が秋色に染まるのも時間の問題。

 

そう、匂いも色も私たちを包みこんでくれるのです。

自然がそうであるように。大地がそうであるように。

 

私たちも誰かを包み込めるだけの何かを携えているのかもしれません。

まずは自分を大切に包み込んで、それから、ですね、何もかも。

 

急がず、慌てず、自分のペースで。

 

 

 

 

 

 

 

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