「宇宙人意識」をヒーリングしてみたら

「宇宙人」と聞くと「うさんクサッ」と感じていた私。

 

その意識が反転して、宇宙人に興味を抱き始めたのは、東日本大震災の後のことでした。

 

この意識の仕組み、心理学的にみるとどうやらこういうことらしいのです。

 

私は元々宇宙にものすごく興味があって、けれどその興味を良くないもの、恥ずかしいものととらえていて、それを感じないように自分の中に抑圧していた。宇宙に対しての興味を楽しそうに話している人に遭遇すると「いいな、うらやましいな」という気持ちが働いて、「でもそんなこと口にするなんておかしいよ、恥ずかしいことだよ」という気持ちを優先しなくては、という意識になり、「うさんクサッ」と感じていた。

 

その「うさんクサッ」は実は自分に向けていた感情だった。ところが地震で被災して、私の中に大きなゆさぶりが起きて「うさんクサイ自分でいる必要はなくなった」と意識が反転した。

 

潜在意識と顕在意識の関係性。複雑ですよね。だからこそおもしろいんですけど。

 

さて、きのうのこと。どうやら私たちの中にはたくさんの宇宙人意識が潜んでいるらしいということに気づきました。

 

私たちの命は「小宇宙」と呼ばれていて、この「小宇宙」の中には宇宙のすべての要素がつまっているという考え方があります。

 

ということは ?

 

当然宇宙人と呼ばれる存在の意識も私たちの命の中に存在しているのではないでしょうか。

 

例えば私たちの意識の中には過去生での記憶だったり、ご先祖様の記憶だったり、さらには過去の地球規模での「大きな」意識となっている集合意識の記憶だったりがつまっている。

 

それと同じ並びで宇宙人意識も存在しているのかもしれないと感じたのです。こう感じたのは、ここ数か月、ちょっと「宇宙人」に対して疑問を感じていたからです。「宇宙人」に関する何かを解放する必要性があるのだな、と。

 

元々の「アンチ宇宙」ともいうべき意識が反転して宇宙人大好きになっていた私にさらに変化があらわれたのは今年の初めのこと。

 

宇宙人からのチャネリング・メッセージというものに何か引っかかりを感じるようになっていました。

 

宇宙人はこの地球に住んだことがあるのかしら。私たち地球人も宇宙人である、という大前提は置いといて、のお話です、他の星の宇宙人と言ったらいいでしょうか。

 

宇宙人と呼ばれる存在がこの地球の仕組みをすべて知っているとして、地球での「生命体」としての体験がなければ、彼らの情報はあくまでも「机上の理論」になったりはしないのかしら、と素朴な疑問が浮かんできました。

 

また、宇宙人の言っていることが本当に真実なのかしら、とも感じました。

 

さらに、すべての宇宙人が本当に地球人の味方なのかしら、とも。

 

それでも自分にシックリくるところだけ活用すればいいというのが宇宙人の考え方らしいのですが、私の目には「宇宙人」を特別視して、言葉をかえるとある意味神格化している人たちがその情報を発信しているように感じられるようになってきました。

 

神の神格化。

天使の神格化。

アセンテッド・マスターの神格化。

心霊存在の神格化。

 

そして今度は宇宙人。

 

ということは私が引っ掛かったのは「神格化」という概念なのだろうな、と。

 

そんなことを感じながら、あるスピリチュアル・サイトをのぞいていた時に、かなり自分の中にザワツキが生まれる感覚を体感しました。宇宙人は人間の素晴らしき「師」である、という視点に対して。お互いに「師」である、というのではなく、一方的に彼らが「師」であるとの視点です。

 

その時に決定的な何かがあったわけではありませんが、そのサイト訪問はきっぱりやめました。

 

それまではそこに書かれた情報が私にとっては新鮮で楽しくて仕方なかったけれど、そのサイト訪問をやめても私の人生に何の不都合も生まれませんでした。

 

その後、また別のサイトにお邪魔し始めました。そのサイト・オーナーは宇宙の「自分」との統合がすんだとの見解を明確に打ち出していました。

 

そこに書かれた内容は、かなり深くて、かなり新鮮でした。

 

ところがそのサイトにも違和感を感じ、ほとんど今は卒業状態に入っています。

 

両サイトの共通項は「自分は良い宇宙人のサポートだけを受けている」という視点です。

 

そして昨日のこと、一般的に「良い」とされる星の宇宙人気質であっても必ずしもそれが地球人にとってベストとは限らない、という情報を見つけて、私が感じていたのはこれだ、と思いました。

 

わかりやすい言葉で言うと、例えば「愛」一つとっても、献身的な自己犠牲を伴うような「愛」をベストとする宇宙人意識もあるとのこと。この場合、この星の宇宙人たちははじめから「ワンネス」の存在なので、「自己犠牲」という感覚さえなく、すべては大いなる一つとしての具現化である、ということが絶対条件になっているらしいのです。

 

これはいわゆる精神世界の王道ともいうべき考え方なんですが、私たち地球人は肉体をもっているので、どうしたって「自己」はなくならない。そもそもの大前提が異なるわけです、そちらの星と私たちのこの星とでは。

 

それらの宇宙人意識が強くなりすぎると、私たち地球人としての生命体のデフォルトとはかけ離れて、かなりの生きづらさが生まれてしまう。

 

つまり「愛」の概念がかえって私たちの「苦」の種になってしまう。その現実がたくさん起きている、というのがそのサイト情報の主旨でした。

 

このサイト情報を目にして、私は宇宙人を「神格化」している人たちが早くあちらの世界に行きたがっている現実が感じられて、それがすごく怖くなったのだとの自己分析にいたりました。

 

つまり私は「あちらの世界に早く帰りたい」という意識を持っていて、その意識を強く抑圧しているのだ、という事実に気づいたのです。

 

まずはその意識の解放。それが私の今の課題。

 

それを教えてくれたのが「宇宙人」の存在なんだな、と。

 

そこで私は、自分の中に記憶されている宇宙人意識全体に「癒し」のエネルギーを送りました。

 

その時の体感。

 

全身がものすごくピリピリします、強い電圧のエネルギーを流された感じでした。特に両手の手首は強い電流、あるいは電線そのものでぎゅっと縛りつけられているかのようでした。

 

これは例えば植物の精霊などのエネルギーとは真逆の感覚です。精霊のエネルギーはどこまでも優しくてどこまでもやわらかい。全身を光で包み込む感じ。

 

宇宙人意識のそれはとにかく痛い。チクチクチクチク。

 

合う、合わないの問題なのかたまたまなのか、私にとってはかなり異質な感じがしました。

 

ただし、今朝起きた時にはいつも感じている「両極意識」による強い不快感がなくなっていました。

 

その、参考にさせてもらったサイトによると、宇宙人の中には地球人以上の二極意識をもっている存在もいるとのこと。あまりにも極端な二極意識を感じる場合は、それらの宇宙人意識の影響を受けている可能性が大きいとなっていました。

 

もしかしたらきのう思い付きで行ったセルフでの自己流ヒーリングがその意識をクリアリングしてくれたのかもしれません。

 

この流れの中で私が何をお伝えしたいのかというと、私たちはある特定のものにフォーカスすると、その対象物の良いところも悪いところもすべてひっくるめて自分の中で活性化させてしまうんだな、ということです。

 

例えば健康法。私たちはその健康法の「良い」ところだけをみて「良い」ところだけが自分の中で活性化し、「良い」ところだけが自分の人生に影響を及ぼすと信じこんでいます。ところがどんなものにも必ず「デメリット」が存在します。その「デメリット」を感じないように抑圧してしまうので、時が経つとその「デメリット」が爆発して、自分や他者の攻撃の種になってしまうことが出てくる、という事実があるのではないでしょうか。

 

100%「善」のものは存在しない。

 

つまりこの世に「完全」なるものは存在しない、ということ。

 

言葉をかえれば、「不完全性」「不完全さ」を受け容れることの大切さを「宇宙人信奉」という概念が私に伝えてくれたのかもしれません。

 

今の私が感じていること。

 

宇宙人には「良い」ところも「悪い」ところもあります。どちらも必要なことです。ただあまりにも宇宙人を信じすぎて、「良い」ところしか視えなくなって結果自分の一部がフラフラしてしまうことは誰にでも起こり得ることです。

 

その現実を真摯に受け止めること。そして何ができるかを自分自身で探ること。それが大切なのかもしれませんね。

 

私はそうは言っても宇宙人意識は好きです、きらいではありません。ただし、地球上の存在、マザー・アースを含めて、植物や動物、鉱物の精霊のエネルギーの方が今の私には合っているような気がしています。

 

もちろん私も宇宙人の一人なので何かの時には宇宙人意識に助けてもらうことがあると思いますし、今、このエッセイの執筆時にも宇宙人意識のサポートが入っていることを感じます。

 

いつかあちらの世界には必ず還る時がくるわけで、それを切望することもまた拒絶する必要もないのかな。今、自分がつながっている、あるいはつながりやすい存在とのネットワークの中で、身近なところに喜びを見出していくこと。そんな一見「あたりまえ」で「ささやかな」世界を楽しんでいきたいな、と感じています。

 

まずは「小宇宙」でのバランス。すると自然に「大宇宙」のバランスへとつながっていくはずですものね。

 

ちなみに書籍やネット上宇宙人からのチャネリング・メッセージは純度100%ではありません。またそれが本当に宇宙人からのものなのか、誰にもわかりません。中にはナリスマシだっているわけで。特にチャネラーはナニモノかに「のっとられる」リスクも少なくありません。

 

そういうリスクを抱えて情報を発信してくれているという現実にも目を向けて、情報との適切な距離感を見つけていきたいな、と感じています。

 

そう考えると、宇宙人もまた、私たちの魂のパートナーなのかもしれません。どちらが「上」ではなく、どちらも「同等」。お互いの欠点を補い合いながら支え合う。波動が軽いから私たちより「優れている」ということではないのでしょう、きっと。

 

波動の軽い、重い、波動が高い、低い。これらも私たちの二極化概念の柱になっているもののひとつです。

 

そして二極化は極端では困るけれど、私たちすべての中に存在する確かな意識であるということ。

 

「宇宙人意識」にヒーリングのエネルギーを送ったら、私の中の二極化意識が緩和しました。同時に、二極化意識は地球人である限り誰でもがもっている意識だとの受容も進みました。

 

ということは、宇宙人が私に教えてくれたのは二極化意識との適切な距離感なのかもしれませんね。「二極化はいけない」との拒絶ではなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

※ 追記

 

当エッセイ、読みにくくありませんか ?  個人的に感じているのは当エッセイにはたくさんの種類の宇宙人意識が関与しているのではないかということです。

 

つまり宇宙人意識そのものがまだ「未統合」の段階なのではないでしょうか。

 

そう、私たちと同じように。彼ら、あるいはそれらもまた「学び」の途中にあるということ。

 

宇宙人は意識が高く、また知識も豊富、という「宇宙人像」。もしかしたら誰かがモッているものなのかもしれませんね。何かを大きく見せようとして。

 

私が思うに宇宙の法則ってものすごくシンプルかつものすごく複雑で、宇宙人に教えてもらって「はい、わかりました」という内容のものではないような気がしています。あくまでもそれは「断片」。「断片」もまた必要だけれど、すべてを網羅できるものではないのかな、と。

 

なんでも「素材」の一つです、それが「答え」ではなく。

 

「素材」を活用して、様々な融合を楽しんで、その中から自分流の答えを探る。それが私たち生命体の醍醐味なんじゃないでしょうか。自分で、自分の、自分流を探る、というのが。あくまでも主体は「自分」。

 

 

 

 

 

 

 

 

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