「肌断食」、5年目のご報告

私が肌断食をはじめて5年目に入ります。

 

肌断食とは、できるだけ基礎化粧品に頼らない肌への接し方を指しています。

 

なぜ肌断食を始めようと思ったのか ?

 

基礎化粧品をオーガニック製品だけにして、シンプルスキンケアを目指していたのに、それでも洗顔、化粧水、乳液、美容液、クリームが必要で、肌の調子のそこそこ良いその時でさえ、そんなに使わなくてはいけなくて、その先、肌力が衰えていく一方なら、将来どれだけの化粧品を使わなくてはいけないのだろう、と現実的な不安が大きくなったためです。

 

そんな時に美容院で目にした週刊誌に肌断食の言葉を見つけました。

 

◎ 肌には本来の力が備わっているので過保護にするとそれが働かなくなり、肌老化がより一層顕著になる

◎ 肌にたくさんの化粧品をつけるということは、それを肌の奥に押し込んでいるようなもの。肌老化の要因の もっとも大きなものは化粧品そのもの

 

というような内容が書かれていました。ことの真偽はわかりませんが私の場合、特に上の項目にハートが響きました。表現が正確であるかどうかは別にして、肌にも自然治癒力があるから、過保護にするとそれが働かなくなるのね、と個人的解釈をして、それがストンと腑に落ちてしまったのです。

 

その後具体的にしたことは、

 

◎ 基礎化粧品は基本洗顔だけ。どうしても肌が突っ張る時はワセリンを部分的に塗る

 

というものでした。これだけで肌が劇的に変わりました。私は元々コンビネーション・スキンで、肌は弱くはないものの、それなりに小じわやそばかすがありました。その小じわがほとんどなくなってしまったのです。以前化粧品の美容部員の人に言われたのは「チリメンジワ」という言葉でした。20代の時にチリメンジワの指摘を受け、また吹き出物で悩んでいたこともあって、基礎化粧品には半端ではないお金をかけてきました。

 

その後、オーガニック製品に変え、毎月の化粧品代は減りましたが、それでもまだまだ負担が大きかったのです。

 

それが洗顔せっけんとワセリンだけ。こんなにも大きい解放感は久しぶりでした。

 

その後ワセリンもつかわなくなり、UVケアもしていません。

 

ここ一年くらいは、洗顔せっけんと同じシリーズの化粧水だけを使っていますが、かなりのリーズナブル製品。

 

メイク用品は、クリームファンデとミネラル系パウダーファンデ。チークやアイシャドーなどはごくごく普通のものを使っています。

 

これだけ塗っても洗顔ですっきり落ちます。マスカラもウォーター・プルーフは使いません。

 

気が付いたら、もう5年も「肌断食」テイストのケアを続けていました。

 

ほとんどシワは増えていません。ほうれい線も気にならない程度。肌に少しのソバカスはできていますが、パウダー・ファンデだけでも目立たない程度です。

 

お肌プルップルとは行かないまでも、「お肌の調子いいのね、何使ってるの ? 」と人から聴かれることもしばしばです。

 

たまたま、私にはこの方法が合ったのでしょう。

 

「そんなの、その先どうなるかわからないじゃない ? 」と言われるかもしれないけれど、確かにそう。

 

私自身は「自然治癒力は過保護にすると本来の力を発揮しなくなる」ということの証明をしてもらえたようで、これが何よりもの収穫です。

 

今回はたまたま肌で試させてもらいましたが、身体全体においても、また心においても同じことが言えるのだろうと私自身の一つの柱になっています、自然治癒力を存分に働かせるにはどうしたらいいんだろう、と考えることが。

 

あの時思い切って肌断食にトライし、最近はそんな言葉も概念も忘れてしまうほど、今のケアが私の「普通」になっていました。

 

そっか、5年か、と思ったので当エッセイをまとめてみました。

 

5年前の私と今の私とどちらが心身魂のバランスが良いかと言えば、圧倒的に今、です。

 

この後もシンプル・スキンケアで行こう、あらためてそんな気持ちになりました。

 

私たちの体質は、本当にそれぞれです。

 

化粧品メーカーや女性誌、その他さまざまな情報がすべて自分にとってのベストとは限りません。

 

自分だけのとっておき、自分だけのベストを探る。

 

時には少しの勇気も必要だけれど、それが見つかった時の歓びは本当に嬉しいもの。

 

20代の時、海外ブランドの化粧品をシリーズで使っていたあの頃が懐かしい。新商品が出るたんびにそれを試しました。それでもお肌の状態に満足することはありませんでした。

 

どこで妥協するか、も必要かもしれませんね。

 

100%クリアな肌を目指すのなら、私の今のケアでは不十分かもしれませんから。

 

手間、金銭的なもの、精神的満足感。そのバランスの中で、結構いい感じのところに落ち着いています。

 

そうそう、5年間、ハンド・クリームもほとんど使っていません。それでもそこそこ大丈夫ですよ。

 

食生活だって、完ぺきとは程遠いけど。

 

私には「適当」が一番。そっか、そうなんだ、とあらためて納得の気分です。

 

私には「ゆるゆる」とか「ほどほど」とか、そういうのがいいみたい。

 

私の魂自体の特徴なのかもしれませんね。そこから大きく外れると全体的にアンバランスが生まれる。アンバランスが目立つ時は、「ゆるゆる、ほどほど、想い出して」という私自身へのメッセージが出ているということなんでしょうね。

 

すべてのことは「自分」が教えてくれる。

 

何だか得した気分のエッセイです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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