夏の花園

「いい庭だね」

 

主人がわが家のベランダをみて、そう言います。

 

マンションですから、プランターを数個置くだけでいっぱい。

 

それでも一つ一つのプランターが小宇宙なんだね、と。

 

花は一つだけでも完全なる命。

 

プランターにまとめて植えれば、ちっちゃな花壇。

 

それがいくつかあると、お庭になる、とそういうことみたいです。

 

きょうはハイビスカスが5個も咲いてくれました。

 

バラはミニバラと普通のバラが満開。

 

ペチュニア、サフィニア系の鉢が二つ。

 

ダリアが一つ。

 

サン・パラソルというツル系のお花が一つ。

 

ゼラニウムが一つ。

 

ちょっと前まで、ビオラたちと肩を並べていた夏の花が競いあうかのように一気に咲き始めています。

 

ハイビスカスは三種類。

 

最近は、数日咲き続けてくれる種類のハイビスカスがあって、それが花開くと、なんともゴージャスな気分です。

 

可憐な野草チックなお花もかわいいけれど、夏はパッと目を引くハイビスカスがお庭の主役になってくれます。

 

今までの経験から言うと、梅雨前にたっぷり太陽を浴びたお花は、夏も良く咲き、また秋口まで元気に咲き続けてくれることがほとんどです。

 

今年の花たち、なんとか、梅雨前の日光浴に間に合いました。

 

そんな、どうでもいいようなことも、毎年お花を植えるからこそわかること。

 

寄せ植えにした時の見た目のバランスももちろんだけれど、最近は、そんな自然としての花たちの生き方に目が行くようになりました。

 

太陽があって、雨もあって、土もあって、時々肥料もあって。

 

私たち人間と同じなのかもしれませんね、その生の営みは。

 

お花は切り花と鉢植えだとまったく異なる世界が拡がります。

 

どちらが良い、ではなくて、どちらも良い。

 

でも植える、という作業が今の私にはちょうどいい感じの癒しとなってくれるみたいです。

 

土いじり。花と共に生きる。自然と共に生きる。

 

自然の一部として生きる。

 

花と競い合うまでもなく、それでも少しだけ華やかに生きられたら素敵です。

 

命の華やかさ。煌めき、でしょうか。

 

 

 

 

 

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