愛犬の愛はとびっきり !

 

動物君の愛はとびっきり。

 

動物と暮らしたことのある人なら、誰でも一度は感じたことがあるはず。

 

なぜなのか ?

 

全受容だから。彼らは常に「あるがまま」を受け容れる。運命のすべてを受け容れる。

 

愛犬・華実、御年13歳。立派なシニアわんこだ。

 

そのせいなのか、ここのところお散歩で逢う人たちから「家のコ、亡くなりました」という話ばかりを聴いていた。

 

私自身が華実の老いと、いつか来る旅立ちの日に対して、かなりの不安を抱いている、ということなのか。それとも私自身の老いと死への不安なのか。

 

華実自身は、未だに若犬に間違えられるくらいの動きをしているというのに。

 

先日、朝、華実は主人のベッドの足元でヒューヒュー鳴いていたらしい。主人が気づき、ベッドの上に抱え上げ、しばらくさすっていたら、満足げにリビングの方へと向かったという。

 

「華実君さぁ、お別れの挨拶にきたんじゃないかと思うくらい淋しそうな顔してたよ」

 

確かに、その前日、真夜中、心臓ではないけれど、暑さから過呼吸気味になっていて、それがしばらく続いたので私もずぅっと華実をマッサージをしていた。

 

こんなに元気なのに、やはりお別れは突然来るんだろうか。

 

そんなことを話していたその日のお散歩。

 

なんのことはない、華実はいつもの軽快なステップでお散歩を楽しむ。ごはんも一気食い。

 

何一つ、おかしな様子はない。いつもの華実だ。

 

「多分、いつかはお別れがくるんだよ、ってそういうことを教えてくれたんじゃないかな」と主人。

 

そう、その通りなのよ。よくわかったね。

 

と言いたかった。

 

いつかはお別れの日がくる、それだけは絶対に避けられない。

 

だから、こころの準備はしておかないと。

 

元気でいてくれるからと言って、華実が未来永劫ずっと生きていてくれるわけはない。

 

わが家で「新しい旅」に向けて一番先に出発するのは、おそらく華実に違いないのだから。

 

きょう、お散歩で逢ったのは、二歳のキャバ&ペギニーズのミックスちゃん。ママさんは華実を見て「美人さんですね」とほめてくれた。

 

華実は、男のコ、それでも美人さんと何度言われただろう。

 

私の中の華実に対する「老い」と「旅立ち」の不安が薄れたのか、きょうは若犬ちゃんママさんとごはんの話。「死」ではなく「生」の話。

 

多分、華実はしばらくはいてくれる。「老い」も「旅立ち」も自然に迎えてくれる。

 

私にも同じように感じさせてくれる。

 

だから動物君はたまらない。

 

何かをしよう、という意図などなくても、私たちにたくさんの学びと愛をくれるのだから。ただ「在る」、だけで。

 

 

 

 

 

 

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